手元の HTML ファイルを URL にして人に見せる方法は複数あります。ここでは代表的な Netlify Drop・tiiny.host・GitHub Pages と Dropli を、2026 年 7 月時点の各公式サイト・ 公式ドキュメントで確認した情報で比較します。用途によって最適解は変わるため、 Dropli が向かないケースも含めて整理しています。
| 用途 | 向いているサービス |
|---|---|
| とにかく一瞬だけ見せたい・使い捨てでよい | Netlify Drop(アカウント登録すら不要) |
| 全世界に公開してよい・Git で継続的に更新する | GitHub Pages(無料・実績・独自ドメイン可) |
| PDF なども含めて販促ページを常設したい | tiiny.host(PDF 対応・リード獲得機能) |
| 特定の相手にだけ見せたい・社内やチームで共有したい・期限が切れたら自動で消したい | Dropli |
| Dropli | Netlify Drop | tiiny.host | GitHub Pages | |
|---|---|---|---|---|
| アカウント | Google ログインのみ | 登録なしで可(維持には無料登録) | 要登録 | 要登録(GitHub) |
| 公開までの操作 | ドラッグ&ドロップ | ドラッグ&ドロップ | ドラッグ&ドロップ | リポジトリ作成 → push → Pages 設定 |
| 無料枠 | 3 ページ・合計 50MB | 推奨 50MB / プロジェクト(クレジット制) | 1 プロジェクト・3MB・バナー表示あり | 1GB / サイト・帯域 100GB/月(ソフトリミット) |
| 無料での公開期限 | 1〜7 日(期限後は自動削除。Pro で無期限可) | 未登録は一時 URL(未クレームは短時間で削除)。登録すれば維持 | 3 ヶ月ごとにログインすれば無期限 | 無期限 |
| パスワード保護 | なし(下のメール指定で代替) | Pro($20/月)以上 | Solo($18/月、年払い $13/月相当)以上 | なし(無料プラン) |
| 閲覧者をメールアドレスで指定 | 無料プランから可(Google ログインで本人確認) | なし | なし | Enterprise Cloud のみ(組織のリポジトリ権限ベース) |
| zip アップロード | 可 | 可 | 可 | 不可(Git 経由) |
| 独自ドメイン | 未対応(開発中) | 無料プランから可 | Solo 以上 | 無料で可 |
| ソースの扱い | 非公開(配信のみ) | 非公開 | 非公開 | 無料プランは public リポジトリ必須=ソースも全公開 |
| 有料プラン | Pro ¥1,280/月(¥12,800/年) | Pro $20/月〜 | Tiny $9/月〜(機能によって $18〜$89/月) | GitHub Pro $4/月〜(private リポジトリからの公開) |
各サービスの仕様・価格は 2026 年 7 月 3 日に各公式サイト・公式ドキュメントで確認した時点のものです。 最新の情報は各サービスの公式サイトでご確認ください。
Netlify Drop は フォルダ・zip・単一 HTML をブラウザにドロップするだけで一時 URL が発行され、 アカウント登録すら不要という手軽さが最大の強みです。未クレームのサイトは 一時的なもので(公式ドキュメントは CLI の匿名デプロイについて「1 時間以内のクレームが必要」と記載)、 無料登録すれば自分のサイトとして維持・更新でき、独自ドメインも無料プランから使えます。 一方でサイトのパスワード保護は Pro($20/月)以上、SSO 保護は Enterprise のみで、 「特定のメールアドレスの人だけに見せる」機能はありません。
tiiny.host は HTML / zip に加えて PDF などもホストでき、QR コード発行やメールアドレス収集(リード獲得) といったマーケティング寄りの機能が特徴です。無料プランは 1 プロジェクト・アップロード 3MB・サービスのバナー表示ありで、「3 ヶ月ごとにログインしていれば無期限」で公開が続きます。 パスワード保護と独自ドメインは Solo($18/月、年払いなら $13/月相当)以上。 こちらも閲覧者をメールアドレスで指定する機能はありません。
GitHub Pages は 無料・無期限・独自ドメイン対応と、公開サイトの置き場所としては最有力です。ただし 無料プランでは public リポジトリが必須のため、サイトだけでなくソースコードも 全世界に公開されます。アクセス制限付きの公開(privately published sites)は GitHub Enterprise Cloud を使う組織のみ利用できます。また公開までに リポジトリ作成 → push → Pages 設定という Git の手順が必要で、「HTML ファイルを 1 つ ドロップして終わり」という使い方には向きません。
Vercel には Git 不要でドロップできる Vercel Drop があり(要アカウント、ドロップごとに新規プロジェクト)、 Cloudflare Pages もダッシュボードからフォルダ / zip の Direct Upload(1,000 ファイル・ 1 ファイル 25MiB まで)に対応しています。どちらも開発者向けの本格的なホスティングで、 全公開サイトを継続運用するなら有力な選択肢です。
Dropli は上記のサービスと違い、公開範囲の制御を無料プランの標準機能にしています。 「全公開」に加えて「メールアドレス指定」「グループ」を選べ、許可された閲覧者だけが Google ログインを通過して閲覧できます。URL が転送されても、許可していない人には表示されません。 公開期間(1〜7 日、Pro は無期限可)が切れたページは自動削除されるため、 送りっぱなしの資料が残り続けない点も、社外共有では利点になります。
data: URI
からの参照は可)。また独自ドメインは現在未対応です。画像ファイルを大量に含むサイトや、
独自ドメインでの常設公開が必要な場合は GitHub Pages や Cloudflare Pages を検討してください。
「誰でも見てよいページを長く置く」なら GitHub Pages、「登録なしで一瞬だけ」なら Netlify Drop が優れています。「AI で作った HTML 資料を、特定の相手にだけ、 期限つきで共有したい」なら、その用途のために作られた Dropli をぜひ試してみてください。 Google アカウントでログインするだけで、無料で使い始められます。